山形県の老舗ワイナリー「タケダワイナリー」の工場見学
1920年(大正9年)からワインを作っているタケダワイナリー。
15ヘクタールの自家農園を持つワイナリーはそうそう無いとのこと。
工場見学でいろんなお話をお聞きしてきました。
雪の山形県上山市。
寒い中、工場を説明していただきました。
こちらがタケダワイナリーさんの自家農園。
山の斜面にカベルネ・ソービニョンをはじめいろんな種類のぶどうを作っておられます。
広大なぶどう畑
工場に近いこちらの畑では、棚を作らないより自然に近い栽培方法でぶどうを育てています。
1つの木から12房しか取らないという贅沢な栽培。
よって、この写真の畑1枚から1樽分のワインしか作れないとのこと。
その分、良質なワインができるのですね。
20年かけて土の改善もしているとのこと
次はワインセラー。
坂を下って地下に入っていきます。
しんとしたセラー
たまらない湿度と匂いが漂います。
1年を通じて同じ湿度と温度を保つのだそうです。
しかしこのセラーにはエアコンがありません。
夏にはセラーの上の地面に水を撒いたりして温度を保つのだそうです。
ワイン樽
次はワインのボトリングをする機械を見せていただきました。
大規模な機械ではなく、手で作業されています。
団体でもワインの試飲ができるホールです。
工場見学後には、ワインの試飲をしながらお土産を購入できます。
ここでしか変えないワインなどもありました。
いろんなワインを試飲させていただきました。
説明もしっかりしてもらえるので自分に合ったワインを選べます。
この日は、珍しい品物でリンゴで仕込んだスパークリングのお酒であるシードルを購入してみました。
ワインは白のスパークリングをいただきました。
運転している人は試飲できないのが残念ですね。
以前も記事として書いていたのですが、
日本一の映画館「グリーン・ハウス」を作り、フランス料理店「ル・ポットフー」で多くの人を唸らせた、佐藤久一氏もよくワインセラーに来ていたそうで、そういう歴史も考えるととても感慨深い場所でした。