南陽市立吉野中学校は、平成20年度をもって閉校となりました。
いわゆる統合です。

さてそこで、そんな中学校に目をつけたのが吉野の若者でつくられているユニット「HOPE」。

何かおもしろいごどやれんなじゃねえべが？
閉校して、もう行がんにぇぐなってしまうなは寂しぇごでなえ。

ということで企画されたのが廃校を利用した「あしたの場」。

なつかしの中学校でお酒を飲みながら、自分達で作った時間割で楽しみながら、街の人も楽しませちゃおうというイベントです。

■これなら廃校になるのも悪くない

吉野地区は新幹線停車駅の赤湯から車で20分。
ただし、そこには周りは畑、田んぼ、山、山、山。
そしてぽつんと、先日廃校になった吉野中学校。



そんな地区だから、卒業生は卒業したあとでもほぼ全員が友達。もちろん母校への想いも自然と強くなります。だからこそ、今回のイベントには（表面的には見えなくても）母校の中学校への「おつかれさま」だったり「これからもよろしくなー」という気持ちがこもっていると感じました。

廃校になるのは寂しいけれど、こんなふうに母校に感謝とか挨拶のような気持ちを表現できる廃校イベントができるなら「廃校も悪くない」そんなことすら思ってしまうイベントでした。
どこの地区でも、廃校になったら必ず、卒業生の面白いことをやりたい人たちを集めてイベントするような新しい流れを作っていく第１歩だと思います。

また、南陽市民のみなさんに、廃校になった学校のこういう使い方ができるという宣伝ということでも意味あるものだった思います。

■そしてレポート１（5/1前日）

5/1（イベントの前日）17時ころ吉野中学校に行くと、事前会場準備をしていたHOPEメンバーが出てきて、準備完了したとのこと。



それから役割を分けて買い物に出て、さらに細かい準備班は、近くのコミュニティセンター「館よしの」に集合。
IGN（いぐね？）のメンバーは企画の準備が残っていたので、「館よしの」に残り、印刷物を作ったり打合せ。占いの練習も少々。
HOPEのタッツはフリースロー大会の周りを飾るスラムダンクの名場面切り抜きに没頭していました。



準備と買い物が終わったのは22時頃。HOPEのメンバーはさらにそこから料理人ケンゴ君中心に調理実習の練習を開始、、、おつかれさまでした。


準備はまだまだ続く。

廃校利用イベント「あしたの場」by HOPE（後編）へ続く